2009.3月号新和様の課題は
「人間365日なんの心配もない日が1日いや半日あったらそれは仕合わせな人間です」
という多字数の課題でした。
ここにあげた写真の原稿は、添削中に代表的な構成を書き記した物です。
このように書き流しながら雰囲気を掴んでいくようにすると良いでしょう。
半切作品としては二行では字数が多く三行では少し足りないという、なんともやっかいな物です。
先ず、二行に仕立てる場合、文字が小さくなるので行間が広くすっきりとした物になります。
閑散として寂しくならないように墨量の変化、や繁簡に気を配るようにしましょう。
三行に分けて書くときにはやはり行間があき三行目が短く終わってしまうようになりやすいので、
三行目に側款を入れるなど工夫するべきでしょう。時候や場所などを必要に応じ書き添えてください。
次に文意を考えてタイトルを作っても効果を上げられるときもあります。
この場合人間365日を丈夫に太く大きく書こうとしていますが、一行目に大きく書き、残りの文を側款状に書くときもあります。
最後に文全体を中に集めまとめてしまう方法もあろうかと思われます。
半切という物は書表現のあらゆる可能性を試みることの出来る基本的な場です。
ここにどのような世界を築きあげてゆくのか、全体の雰囲気に目を向けて考えを巡らせる一時を楽しんでください。